まるで古い倉庫のように壁面がすべて石積みで作られた駅である。
石は「こぶ出し」というでこぼこを残した武骨なカットで、明治の末まで付近の石山というところで掘り出されていた美瑛石という灰色の安山岩が積み上げられている。
その存在感ある壁面に対して簡素な屋根がホーム方向に傾斜し、出入り口の上の部分だけ三角に飛び出してアクセントをつけている。
また正面には庇状の下屋を設け、威圧的になりがちな石壁の印象を和らげている。
かつて屋根は緑色だったがすっかりリニューアルされ黒く塗りかえられ、その際出入り口の扉や窓枠も臼いサッシに取り替えられて昔の素朴さは失われたが、白樺に囲まれた高原の駅といった風情は変わっていない。